2021年12月18日

鉄道で地域活性化 鳥大生ら18日から写真展

 大山町の地域自主組織「支え合いのまち御来屋」と鳥取大の学生有志らが協力し、同町西坪のJR山陰線御来屋駅の駅舎を拠点にした地域活性化に取り組んでいる。プロジェクトのキックオフイベントとして18、19両日、同駅で「山陰鉄道写真展」を開催。国鉄時代の懐かしい汽車や親しみある現役の列車の写真を展示し、山陰最古の駅舎の魅力を発信する。

 大山町は防災や地域創生に関する連携事業を鳥大と実施している。支え合いのまち御来屋は地元の財産を生かした地域活性化に取り組み、駅舎を活用した振興策を模索しようと、町が仲介役となって同大学の鉄道研究会などに協力を要請。7月に振興策を探るワークショップを実施した。

 写真展は「待合室を使って何かできることはないか」と企画。同研究会の秘蔵品や元国鉄職員所有の写真約20点をはじめ、列車の行き先を記したプレートや信号代わりに使っていた衝突防止用の道具など鉄道資料を展示する。1970年代から現在まで山陰各地で撮影した列車を中心に、駅周辺で働く人々の営みなど当時の様子がうかがえる。

 鳥大だけでなく、島根大の鉄道研究会も参加。観光列車「あめつち」の停車に合わせ、自主組織メンバーや学生があめつちの法被や国鉄時代の制服を着て送迎する。

 同組織の大黒辰信事務局長(62)は「昔を懐かしんでもらうのは地域を伝承するためにも重要。地域活性化の第一歩になれば」と期待。鳥大工学部4年で同研究会の鯉江祥平さん(22)は「山陰最古の駅舎というブランドを生かし、周辺地域の人が観光を楽しめるマイクロツーリズムをしていきたい」と話した。(戸田大貴)

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