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安倍氏の実績評価 自民党総裁選、府内の反応

2018年9月21日

 自民党総裁選で安倍晋三首相が元幹事長の石破茂氏を破って3選を果たした20日、大阪府内の自民党の地方議員からは、安倍政権の実績を評価する声が上がった。長期となる政権に市民からも期待や注文の声が寄せられた。

自民党総裁選の党員投票の開票作業に当たるスタッフら=20日、大阪市中央区

 自民党府連は、午前9時半から大阪市内で府内の党員・党友票を開票し、スタッフ約40人が票を仕分けた。結果は安倍氏が1万1813票、石破氏は7620票。投票率は54・56%だった。

 安倍氏に投票した同党府議団の杉本太平政調会長は「大阪の経済が徐々に良くなっているのは、安倍さんのおかげ」と評価。石破氏については「安倍さんの実績を上回るほどの具体的な経済政策が見えなかった」と指摘した。

 同党大阪市議団の黒田当士幹事長は「(石破氏は地方票を)全国で4割以上取られたのは善戦。大阪はもう少し取られると思ったが、総裁の実績が評価されたのでは」と淡々と語った。

 2025年国際博覧会(万博)やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す、大阪維新の会代表の松井一郎知事は「大阪の経済が活性化すれば、日本全体にプラスになる。政権も同じ方向でこれからも進めることができる」と継続を歓迎。一方で「モノが言える野党として活動したい」と持論の是々非々も強調した。

 関西経済同友会の池田博之代表幹事は「財政健全化が先送りされ続けており、成長戦略は道半ば。アベノミクスの総仕上げを行い、進むべき道筋をつけてほしい」と注文を交えてコメント。

 大学院生の正岡恭彦さん(25)は「安倍首相になるまでは、ころころ首相が替わっていた。安定した政権で良好な経済を維持して」と長期政権がもたらす果実に注目する。

 一方で同市東成区の40代のパート女性は「安倍さんを支持する政治家の保身が見え隠れするので、政治不信にもなる」と不満を口にした。