タレントで文筆家の宮田愛萌が小説「春、出逢い」の発売を記念して東京都内で記者会見した。新刊は、存続の危機に直面する文芸部員たちが全国高校生短歌大会(短歌甲子園)を目指す青春譚。
アイドル歌会に出演するなど現代短歌を趣味とする宮田は「一番伝えたいのは、短歌って面白いよということ。言葉を尽くすよりむしろ、31文字で伝わることってあると思います」と魅力を語った。登場人物が詠んだ歌として、宮田オリジナルの約60首も収録している。
アイドルグループ「日向坂46」での活動を経て、昨年2月に万葉集をモチーフにした短編小説集「きらきらし」を発表して以降、3作目。次回作への展望を聞かれると、「これまで難しそうと感じたものを書いてみたら楽しかった。今苦手なホラーも、書いたら読めるようになるかも。挑戦してみたいです」と意欲をのぞかせた。
先日、日向坂46のメンバー4人が同時卒業を発表したことを受け「アイドル活動で学んだことを大事に、のびのび好きなことをやってほしい」とエールを送った。