俳優の梅沢富美男と歌手でタレントの研ナオコが、東京・明治座で10月2日スタートの「梅沢富美男劇団 梅沢富美男 研ナオコ特別公演」の合同取材会に登場し、軽妙なトークで場を盛り上げた。
人情喜劇と歌、舞踊の3本立ての公演。見どころを問われた梅沢は、売れっ子芸者役に挑む研のきらびやかなネイルを挙げた。芝居とはミスマッチだが「研さんはその後の歌謡ショーの方が大事だから、外さない。まあ、そういうところも面白いかな」と諦め顔で語った。
梅沢は敵役の姉芸者を演じる。鼻の穴を強調した特徴的なメークに話が及ぶと「私がちゃんと化粧したら、きれいになりすぎるから」と、役作りのためであることを力説。「メークは『目鼻立ち』と言うが、鼻でこんなに印象が変わるとは」と感心した様子だった。
稽古はわずか5日間。「その分、集中してやりました」と梅沢。かなりのスパルタ指導だったようで、研は「何を怒ってるのかと思った」と、冗談を交えて振り返った。
研は今年で芸能生活54年、梅沢は59年になるという。梅沢は「2人で『54―59』。びっくりした」と、米大リーグで大谷翔平選手が達成した「54本塁打、59盗塁」との一致を喜んだ。...