姫路市で木彫作品の制作に取り組むグループ「木楽会」による作品展が木の殿堂(香美町村岡区和池)で開かれている。動物の木彫りや表情豊かな能面など多彩な作品が来館者を出迎えている。18日まで。
同グループには、同市の15人が所属。好古学園大学校(姫路市)で彫刻を学んだ卒業生で約10年前に結成し、週1回メンバーが集まって木彫作品の制作に取り組んでいる。同施設が主催する「森と木のクラフト展」への出展が縁となり、作品展が実現した。但馬地域での展示は初めて。
会場には木彫りや木工作品など計60点が一堂に並ぶ。丁寧に再現された姫路城や七福神など細部までこだわった作品の数々が来館者を楽しませている。
同グループの村上泰則代表(69)は「メンバーの個性が出た作品がある。制作過程を想像しながら見てほしい」と話している。