俳優の玉城裕規と相馬理が、映画「NOT BEER」(5月30日公開)で詐欺師のコンビを演じた。資産家女性の通夜に集まった男女4人がだまし合いを繰り広げる。玉城は「遺産をだまし取るつもりが、思わぬ事態に巻き込まれて慌てる2人の表情を楽しんでほしい」とアピールする。
2013年に上演された舞台を映画化した。玉城は「ワンシチュエーションで描く濃厚な人間模様が演劇的で面白い。映像作品だからといって抑えた芝居にはせず、振り切って演じた」と話す。
相馬はこの作品が初めての映画撮影だったという。「せりふの量が多くて不安だったけど、玉城さんたちが温かく見守ってくれて、伸び伸び演じられた」と感謝した。
詐欺師なのにお人よしな鮫島を演じた玉城は「どう考えても詐欺師には向いていないのに、一生懸命やっている姿がかわいい」と愛着を語る。相馬はそんな鮫島を慕う弟分の押切を演じた。「兄貴についていくだけ、という気持ちを大事にした」と役作りを振り返った。
うそがテーマの作品にちなみ「ついてもいいうそはあるか?」と尋ねると、玉城は「人を不幸にしない、平和なうそならいいと思う」と答えた。
相馬も同意し、後輩と食事をした...