新温泉町湯の湯村温泉で初夏の風物詩となっている「湯村温泉まつり」(まつり奉賛会主催)は6月1日、温泉街で繰り広げられる。当日午後4時ごろから菖蒲(しょうぶ)綱引きがあり、住民や飛び入り参加の観光客らで大綱を引き合う。
荒湯地蔵尊で午前8時から慈覚大師報恩感謝供養を行った後、修験者を先頭に稚児行列が正福寺から薬師堂まで練り歩く。子ども樽(たる)みこしも行進する。
ポケットパークでは、同10時からフラダンスや海上傘踊り、夢が丘中吹奏楽演奏、浜坂高ダンスサークルの演技などが繰り広げられる。
午後2時半の菖蒲酒鏡開きに続いて、同3時から大綱の引き出しを開始。1本40メートルある菖蒲綱を2本結び、上組と下組に分かれて綱引きする。上組が勝つと五穀豊穣(ほうじょう)、下組が勝つと商売繁盛とされる。菖蒲綱は前日の31日午前8時半から温泉小グラウンドで編み上げる。