2012年に開業した東京都墨田区の東京スカイツリー(634メートル)は世界一高い電波塔で、国内外の観光客でにぎわう。下から仰ぎ見ても上って眺めても楽しい、東京のランドマークへ出かけた。
東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅を降り、北へまっすぐ延びる「タワービュー通り」を通ってツリーを目指した。視界を遮る高い建物がなく、ツリーの足元まできれいに見られるのでお薦めだ。通り沿いの業平小学校は、通算868本塁打を放った世界のホームラン王・王貞治さんの母校。入り口には開校100周年の記念で作られた王さんの手形がある。
ツリーの展望台は350メートルと450メートルの二つ。エレベーターは約50秒で350メートルの展望台に到着した。360度絶景が広がり、空気が澄んだ日には富士山も見える。東京ドームや東京タワー、浅草寺などの名所を見下ろしたり、記念撮影を楽しんだり。老若男女、国籍を問わずみんなが笑顔を浮かべていた。
ツリーの直下には複合施設の「東京スカイツリータウン」が広がり、タウン内には屋内型の「すみだ水族館」もある。大きなプール型水槽を構えたペンギンエリアが見どころで、五十数羽のマゼランペンギンが泳いだ...