カワウのふん害で松を伐採 湖山池の猫島

 鳥取市の湖山池に浮かぶ景勝地として知られる猫島で28日、カワウのふん害で枯れてしまった松が伐採された。かつては島全体に松があり、地元有志らが守ろうと対策を練ってきたが、解決には至らなかった。

 カワウのふん害による松の枝枯れは、25年ほど前から深刻化。地元住民が、松に釣り糸を張り巡らせてカワウを寄せ付けないなど対策を取ったこともあったが、効果は薄かった。

 28日には、専門業者が、枯れた松の枝や幹をチェーンソーを使って次々に切り倒していった。湖山池情報プラザの竹内房男会長によると、今後は地域住民らと共同で、新たにクロマツを植樹するという。

 竹内会長は「切ってしまう事態になり、とても残念。ゼロからのスタートになるが、行政と一緒に松を守っていきたい」と話した。

 鳥取県はアユなどへの漁業被害を防ぐため、県内でカワウを捕獲しているが、県外からの流入もあり、生息数の減少にはつながっていない。今春には、カワウに発信器を付けて移動先などを追跡しており、県自然共生課は「カワウの行動歴などを把握し、対策を考えたい」と話した。

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