映画「はじまりの日」の完成披露舞台あいさつが東京都内で開かれ、ダブル主演したバンド「JAYWALK」の元ボーカル中村耕一と歌手の遥海が登場した。
ヒット曲「何も言えなくて…夏」で知られる中村は初の映画出演。「僕に演技はできません」と日比遊一監督からのオファーを3回断ったといい、「4回目に会った時『せりふはなくしました。演技はしないでください』と言われて引き受けました」と明かした。
映画のタイトルにちなみ、自身のターニングポイントを問われると、遥海は「シンガーになる夢を持ってフィリピンから日本に来た日」。中村は東日本大震災の被災地にボランティアで訪れたことを回想し「ある女性から避難所で『あなたには歌がある。私たちも頑張るからあなたも頑張りなさい』と言われた。その時がターニングポイントだと思います」と語った。
作品は、かつて一世を風靡したがつつましく暮らしていたロックスターが、若き歌姫との出会いを通じて再生し、共に光を放っていく姿を描く。10月11日公開。