倉吉市の倉吉総合産業高で薬物乱用非行防止教室が開かれ、全校生徒が違法薬物の危険性とスマートフォンからつながる非行防止について学んだ。
同教室は、薬物被害にあわないために正しい知識を身につけてもらうことを目的に毎年実施。今年は1日に開催され、県警少年警察補導員の増本佐和子さんが講師を務めた。
増本さんは、薬物を乱用すると幻覚や幻聴などの症状が現れるなど脳や心へ悪影響を及ぼすことや、簡単にはやめられずに再発する恐れがあるなどと解説。近年、多発する闇バイトや交流サイト(SNS)の被害についても「鳥取でも実際に起きていることで、決して人ごとではない。はっきり断ってほしい」と強調した。
また、夏休みなど長期休暇前に大切にしてほしいこととして、身近な人と直接会話をすることや困ったことは必ず相談することを助言した。