閉校になった旧香住二中(香美町香住区無南垣)で17日に開かれる住民参加型イベント「スクランブル」の準備が10日、同校舎で始まった。作業を手伝うと同イベントで使用できる「子ども通貨」と引き換え可能なスタンプを押してもらえるとあって、参加した子どもたちは張り切って教室や廊下の清掃に汗を流した。準備は11日も行われる。
イベントは地域の空き施設を活性化に利用しようと、一般社団法人HiCO-BAYが主催。昨年に続いて2回目で、但馬信用金庫の協力を得て子ども通貨を初めて導入する。多くの参加を促すため、10、11両日を「準備DAY」として参加者を募っている。
初日は町内の親子連れら約20人が参加。会場の一部となる1、2階の掃除や窓拭きなどを行った。香住小2年の駒居悠介さん(7)は、ほうきや雑巾を手に元気いっぱいに作業し、「友達と一緒で、掃除自体が楽しい」と話していた。
子ども通貨の対象は中学生まで。イベント当日も受付所などの手伝いをするとスタンプがもらえる。イベントには飲食やハンドメイドの8店が出店予定。本を持ち寄り合う「図書館」も登場する。