吉武英行 五感の旅

鳥取、浦富海岸

2021年9月6日
「これぞ絶景」と呼べる景色が広がる浦冨海岸

 日本には絶景と言われる景色は数あれど、「これぞ絶景」と呼べる場所にたどり着いた気持ちだ。ここは鳥取県「浦富海岸」。碧(あお)いという言葉がピッタリと当てはまると思えるほどの美しい海。荒波に削られたダイナミックな海岸線も圧巻。東西15キロという海岸線に点在する見どころを筆者の観点でピックアップしてみた。

 ビーチと岩場の絶景がコラボする東エリア。まず浦富海岸は東西15キロも続く長いエリアで、すべてを車で回るのも無理。まず車で向かったのが最東端、兵庫県と接する場所、陸上(くがみ)展望台。駐車場から5分ほど遊歩道を歩くと、最初の展望台へ。スカッと開けた日本海のパノラマが広がり、そして波の浸食でできた陸上洞門は浦富海岸の代表的な景観でもある。

 陸上展望台から西に5分ほど車で走ると、西脇展望駐車場へ。切り立った岩戸松の木の美しい景観が望める。ここは西脇洞門や四通(しつう)洞門などの天然のトンネルがあり、泳ぐ準備があれば泳いで洞門をくぐることもできる。西脇駐車場から国道178号を西へ5分で「山陰海岸ジオパーク」に着く。ジオパークは山陰海岸に生息する生き物、海岸の形成などについて紹介する施設である。ジオパークとは美しい自然景観や学術価値を持つ自然遺産のこと。浦富海岸はジオパークの一部で、国内に9カ所しかない世界ジオパークのひとつだ。

 そして神社ファンには荒砂神社本殿にある見事な五段の龍を見てほしい。左甚五郎の高弟小倉園三郎によるもの。また本堂の裏は日本海と砂丘を望む絶景ポイント。うっとりするような絶景が広がる。碧い海と空、美しい砂浜と松の木が一幅の絵画のように見える。まだまだ紹介しきれないが、またの機会に続編をと思う。

(ホテル・旅館プロデューサー)


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