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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q.子どもの受動喫煙について教えてください
A.タバコに含まれる有害物質は煙だけでなく、胎盤や母乳を通しても移行します。肺炎・気管支炎、気管支喘息(ぜんそく)などの呼吸器疾患、中耳炎、乳幼児突然死症候群などにかかりやすくなることが知られています。
 子どもへの受動喫煙は、咳やのどの痛み、目の痛みなどの急性の影響よりも、慢性的な影響が心配されます。特に家庭内にいることの多い乳幼児では、家族の喫煙が問題です。中でも母親の喫煙は父親の喫煙よりも影響が大きいといわれています。有害物質は妊婦の場合胎盤を通して胎児に移行しますし、授乳中の場合は母乳を通して乳児に移行します。

 受動喫煙で子どもがかかりやすくなる病気は、肺炎・気管支炎(1.2〜2.5倍)、気管支喘息(0.8〜2.3倍)、慢性呼吸器症状(約1.3倍)、滲出(しんしゅつ)性中耳炎(1.2〜1.6倍)、乳幼児突然死症候群(1.7〜4.7倍)、低出生体重児(1.2〜1.4倍)といわれています。その他、気管支喘息が急に悪化したり、全身麻酔時の喉頭痙攣(けいれん)が起こりやすくなる、自然流産の可能性が高くなる、小学生の低身長や、多動や注意力の低下などに関与するのではないかといわれています。

 喫煙する保護者の中には換気扇の下やベランダで吸うなど子どもの前での喫煙は控えておられることも多いようですが、それでも子どもの尿中コチニン値(タバコ煙の指標のひとつ)は非喫煙の両親の子供に比べて数倍高くなっています。子どもの健康のために、またご自身のためにも、ぜひ禁煙しましょう。

石井内科小児科クリニック 小児科担当 石井祥子



Q.やわらかくて外れず、痛くない入れ歯があると聞きましたが、どのようなものですか?
A.入れ歯の裏面を、生体用のシリコンで覆ったものです。従来の入れ歯の悩みを解消すると同時に、歯ぐきを守ることもできます。
 生体用シリコンの弾力性で、入れ歯で噛んだ時の歯ぐきの炎症などの負担を減らすことで、吸着力やフィット感が増し、体の一部としてしっかりとかみしめることができるようになります。

 生体用シリコンの技術は総入れ歯でも部分入れ歯でも、今お使いの入れ歯でも加工することができますが、状態によっては入れ歯から作り直す必要があるケースもあります。保険治療ではありませんし、長く快適に使っていただくためには洗浄をしっかりする必要があります。詳しくは歯科医院で相談してみてください。

 大きな口を開けて笑えるようになった、家族と同じ食べ物が食べられるようになった、スポーツを楽しめるようになった、滑らかに話ができる、顔の筋肉が引き締まってきて若返ったと言われた、などの声を聞きます。さまざまな技術が進歩しており、「シリコン」や、「金属のバネの無い入れ歯」などもあります。入れ歯だからといってあきらめる必要はありません。

谷口歯科医院 理事長 谷口雅人さん


皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
皆さんからの投稿お待ちしております。




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