暗闇で食事、好奇心を刺激 国際通年企画「橋を渡す」(16)(フランス)

見えない料理に舌鼓  障害者に活躍の場を提供

  •  パリのレストラン「ドンルノワール」の支配人、ディディエ・ロシュ。視覚障害者の就職を支援する活動に半生をささげてきた=2024年9月(撮影・沢田博之、共同)
  •  真っ暗なレストランホールへと向かう食事客たち。一列に並んで前の客の肩に手を乗せ、一斉に入っていく=2024年9月、パリ(撮影・沢田博之、共同)
  • フランス・パリ

 なんとかフォークに乗せた料理に顔を近づけ、口を大きく開けて☆(順の川が峡の旧字体のツクリ)張る。まず感じるのは、硬さだ。大丈夫、かめる。

 揚げたような生地の中から複雑な味が口中に広がり、頭に疑問が浮...

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